2005年07月20日

洋画三昧その1〜バットマンビギンズに渡辺謙を期待してはいけない。

バットマン ビギンズ
 アクション大好き!、爆発大好き!、アメコミ大好き!って人は観てもいいかもね。
 僕は「もういいよ」って感じでしたが。
 映画の出来云々というよりは、バットマンシリーズの舞台設定(ゴッサムシティーとか)や世界観が暗すぎて、僕の性に合わないなんだろうな。
 あとティム・バートンの前シリーズのことは忘れた方がいいみたいよ(^^;)。
 で、日本でのみ期待されてた渡辺謙の活躍なんだが・・・これがショボイ。
 序盤ですぐ死ぬ。
 まあ、演技自体はよかったと思うけど。
 「ラストサムライ」を期待すると茫然自失になることうけあい!
 大体なんでヒマラヤで忍者が出てくるんだよ!
 最初にそう言うシーンを見ただけで、もう僕の中では「バットマン=子ども騙し映画」って烙印が押されちゃう。
 あれはヒドいと思った。
 いい加減「東洋(日本)武術&精神の象徴=忍者、侍」つーステレオタイプは止めて欲しいんだが。
 で、お決まりのごとく主人公はそこで修行すると(^^;)。
 
 この映画のいいところってどこだろうかと考えたら・・・実はあんまりないんだよね。
 かといって駄作かって言うとそうでもない。
 戦国自衛隊1549ほど突っ込める部分はない(当たり前だ)!
 むしろ部分部分は割と丁寧に作ってある。
 執事との会話の面白さとか、モーガンフリーマンとか名脇役を揃えてある。
 科学の粋を集めた秘密道具(?)も楽しい。
 バットモービルなんておしっこチビリそうなぐらいカッコイイし!
 でもねえ・・・なんだろ。
 部品は悪くないんだけどその組み立て方が・・・バランスがおかしい気がするんだよねえ。
 う〜む。
 同じアメコミ映画でも、「スパイダーマン」がすごいのは、そういう部分のブレがないんだよね。
 スパイダーマンの設定を借りながら自分たちの伝えたいことをきちんと伝えてある。
 監督と脚本家の力量の違いと言えばそれまでなんだが・・・。
 僕の求めてる物とこの作品のテーマが違うのかも。
jizo.net: 映画を見てきた(その1)
 バットマンの配役はよかったね。
BATBASE - BATMAN BEGINS - Estr駟a Prevista para 17 de Junho de 2005 no Brasil!
 素の主人公は最初「?」だったけど、バットマンになってからは妙にその姿がハマってた。
 マスクの下の目の表情がすばらしいよ!
 確かにこの人以外にいないかもね。
 敵役のリーアム・ニーソンも流石。
 最初主人公の師匠って感じだったので「クワイ=ガン・ジン」のイメージが重なってたんだけど(^^;)。
 で、映画見終わってひとつビックリしたことが。
 キャストの名前を確認してたら「Gary Oldman」の文字があった!
 え〜!!!って感じ。
 あのゴードン警部補がゲーリーだったのかよ!
 どこかでみた覚えのある目だなあとは思ってたけど(^^;)。
 あんないい人役のゲーリーなんて見たことない!
 レオンとかフィフスエレメントのキレッぷりしか記憶にないよ。
 でも、見事ゴードン役に納まってるんだよね、ゲーリー。
 巧い役者だ。
 あと、ラストのモノレールが落下して地下の駐車場(?)に突っ込んでいくシーンは、福知山線の列車事故を彷彿とさせたなあ。
 イギリスの同時テロといい、都市の失業&貧困問題といい、今の世情を反映した映画ではある。
 でもそれならその問題を突き詰めるような映画にしてもよかったのかも。
 舞台設定に振り回されていて、どうも中途半端な印象が拭えん。
 まあ何にしてもこの映画の結論としては、「配役は豪華!でも僕にはバットマンの世界が性に合っていない」の一言に尽きるんだろーな。
 次回作もあるらしいけど、この監督なら僕はもういいや。

投稿者 jizo : 2005年07月20日 13:59 | トラックバック (29)
コメント

トラバありがとうございました!
最近特に思うのは、配給会社の広告はピントずれすぎだということ。
この作品も、渡辺謙のことを言わなければむしろサプライズのカメオ出演になったろうし、最新作の『アイランド』なんてTVスポットでネタをバラしてしまってますからね。

FMでやってるバージョンなんて、あんまり内容が異なるので違う映画かと思ってしまいましたよ。

ちなみに私はウカツにもスパイダーマンをメイキングから観てしまったので、結局かの作品を“つくりものだ”という目でしか見られなくなったんでバットマンとの比較すらできないんですよ。

以来、気になる映画の広告はポスターの文字すら見ないようにしています。
ちなみに、私はこの作品を高く評価していますがパート2には懐疑的です…。

Posted by: よろ川長TOM : 2005年07月20日 16:16

>よろ川長TOMさん

 コメントありがとうございます。
 おっしゃるとおり映画広告の打ち方には僕も疑問を禁じ得ません。
 以前、とある監督さんが雑誌の対談か何かで、スポットフィルムのことをボロクソに批判されていました。
 制作側の意図を台無しにするような内容だったそうです。
 僕もこのあいだ『アイランド』のスポットフィルム観て、「あんなネタばらして大丈夫なのかな?」って思ってたクチです。
 配給側って、本編を見ないで広告作ってるんですかね?
 見てるような時間ないのかな。
 
 

Posted by: jizo : 2005年07月20日 16:37

TBありがとうございます。

そうですね。「ビギンズ」に関しては主人公ブルース・ウェインの葛藤部分と
「バットマンらしい」後半のアクションの落差がちょっときつかったかな。
中途半端な印象で「どっちかにしてくれたら」とは思いました。

ちなみに配役はすごく豪華でゲイリー・オールドマンやリーアム・ニーソン、マイケル・ケインなどの演技もすごくよかったんですが。
「それならそっちでちゃんとした社会派ドラマ作れば?」と感じてしまいました。

僕もこの監督の「バットマン」だと次も観るの微妙かな、と感じてます。
まぁ話のタネにはなるし、誰かといくぶんには合格点の映画ですけどね。

Posted by: Black Pepper : 2005年07月20日 17:14

>Black Pepperさん

 コメントありがとうございます。
 確かに中途半端なんですよね。

 この監督の作品で言うと・・・「メメント」は観ました。
 映画のモンタージュの手法を逆手に取っていて、とても興味深かった作品です。
 実験的な映画の方が得意なのかもしれませんね。

Posted by: jizo : 2005年07月20日 18:31

 TBありがとうございますm(_ _)m

 けっこー賛否分かれる作品ですよね。
まーそれだけ注目度の高い映画である
証拠かとw

 ホント、ゲイリー・オールドマンの配役
には、驚かされました。キレた悪役やら
せたらハリウッド1(褒め過ぎ?)のオー
ルドマンが善人なんて…w

Posted by: たましょく : 2005年07月20日 19:17

TBありがとうございます。
これまでのシリーズ(映画)をしらないのですが、これはこれで、まあ、よかったのでは?

Posted by: あかん隊 : 2005年07月20日 20:20

>まみりんさん

 コメントありがとうございます。
 僕も煽られたひとりです(^^;)。
 でもまあアメリカ映画の中の日本人の位置ってあんなもんなんだろうなとも思うわけですが・・・。
 で、続編、2年ぐらい先でしょうか?

Posted by: jizo : 2005年07月21日 22:22
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