2006年04月11日

野宿トコトコ旅行・西日本編(第十六日目)

 昨夜の10時過ぎに種子島に着いた後、今朝の5時までずっとその港に停泊していた。
 たくさんの積み荷を降ろしていたんだろうが、何でわざわざ7時間も停泊するんだろ?!
 常連の乗客の中には、停泊している間、種子島に降りて居酒屋で一杯やってる人もいるらしい。
 俺は疲れていたのもあって、とてもそんな気にはなれなかった。
 とは言え、眠る気にもなれない。
 暇なので隣のオッサンと世間話。
 自称コンサルのハゲオヤジで、なんか目の据わった変な人だったなあ。
 ボソボソと囁くようにしゃべってくるし(^^;)。
 そのオッサンが言うには、昨日トッピーや他のフェリーが欠航したとかで、今日はいつもよりお客の数が多かったらしい・・・んだが、特に混雑してるという印象はないなあ。
 東海汽船の混雑ぶりと比べちゃダメなのかもしれないが(^^;)。
 で、そのうちにウトウトと眠ったようだ。
 いつのまにか船は屋久島に向けて出航していた。
 この船、やはりというかよく揺れる。
 遊園地の乗り物にずっと揺られ続けているような感じ。
 ま、俺の場合は慣れましたが。

 予定より遅れて到着。
 7時30分過ぎ。
 ようやくこの旅の最終目的地、屋久島に着きました!
 もちろんライフも一緒!
 ちょっと感慨深いね。
 まずは屋久島の地図を引っ張りだして場所を確認。
 ココは屋久島で一番大きな集落、宮之浦。
 とりあえず島を時計回りに一周してみることにしますか。
 一周するのに2時間ぐらいかかるらしいが・・・。
 ドライブするにはいい天気。
 春休みが終わってから島に入ったからか、人もクルマも少なくていい。
 時期的にはベストに近いんじゃないか?
 ルンルン気分で(死語)ハンドルを握る。
 途中コンビニやスーパーに寄って食料を調達。
 島だから、値段も高めかな?って思っていたが、実際はそれほどでもなかった。
 内地とほとんど変わらなかったので一安心。
 てなことを言ってる間にクルマは二番目に大きな集落、安房(あんぼう)へ入る。
 そこからは島の中心部に向かって道路が伸びており、その先に屋久杉ランドという割と管理の行き届いた屋久杉の群生エリアがあった。
 今日のメインはここ。
 早速登坂道に入る。
 が、これがなかなかの曲者。
 道自体はそれなりに整備されているんだが、島の内部まで入ることになるので、かなりの距離がある。
 次々やってくるカーブにハンドルを切るのが面倒くなってくるよ!
 つーか車酔いしたorz...。
 俺が運転してるのに・・・。

 屋久杉ランドは遊歩道と登山道のコースに分かれていて、30分コースから150分コースまで、自分の体力に合ったコースを組み合わせて選択できるようになっている。
 俺は150分コースを選んだ。
 まだまだ若いのだということの証明のためです(^^;)。





 いやあ、確かに屋久杉の絶対的な存在感には圧倒されますな。
 地衣類がその名の通り、衣(というよりは毛皮に近い?)のように杉を覆ってたりしてるのにビックリした。
 あと、コース内を流れる川の水量にもビックリ!
 なんで離島なのにこんなものすごい水量なの!?って。
 三宅島なんか天水とかって言って、雨水を生活水として使ってるのにね。
 とにかく水資源の豊かさには度肝を抜かれましたです、ハイ。
 で、結局2時間程でコース終了。
 とりあえずクルマの中で弁当喰って昼寝することに。
 ああ、気持ちいい・・・。
 で、2時間熟睡。
 このまま戻ってもよかったんだけど、せっかくなのでこの道の先にあるという紀元杉を見に行くことに。
 杉自体は見応えあったんだけどねえ・・・また車酔い(^^;)。
 オエ〜ッとか言いながら必死こいて安房まで戻ってきましたです。
 地図上ではまだ島の1/4程度しか回ってないんだよね。
 うげ〜。
 早く回んないと日が暮れる〜。
 まずは千尋(せんぴろ)の滝へ。


 
 次に大川(おおこ)の滝へ

 どっちもよかったけど近くで見れる分、大川の滝は迫力があったな。
 これまでに見た滝の中でベスト3に入りそうな感じ。
 で、そのまま勢いに任せて島の西部にある林道へ入ってみる。
 というか島一周道路の一部なんだけどね。
 この林道、実は島最大の照葉樹林地帯・・・世界遺産のエリアを通ってる。
 大型車両は通行禁止。
 クルマは、絶壁の崖の上を通ったかと思うと、「どう見ても漆黒の森の中です。本当にありがとうございました」みたいなエリアも抜けて行く。
 面白い。
 いや、実に面白かったよ。
 よくこんな道を開通できたなあと。
 今日一番ワクワクした。
 ヤクザルやヤクシカにもたくさん遭遇したし。
 言うことないです。

 林道を抜け、一湊(いっそう)という集落近く、矢筈岳にあるキャンプ場に寄ってみる。
 誰もいない(^^;)。
 当たり前か。
 この時期だもんな。
 いるのは鹿の群れだけ。
 吹きすさぶ風の中、今日の寝どころをどこにしようか考えていると・・・お。
 ケータイのアンテナが立ってるのに気づいた。
 auは一部の大きな集落でしか使えないと思ってたけど、何故か鹿しかいない場所でも使えるみたい(^^;)。
 迷わずダイちゃんに電話してみた。
 ダイちゃん・・・実は今回の旅の目的は、まずは屋久島に入ることだったんだけど、その次に、島に住んでるダイちゃんに会うことも目的にしていたのよ。
 彼は俺より2歳年上で、独身。
 さすらいのサーファーでありヨット乗りでもあり、料理人でもあり、腕のいい左官屋(?)でもある。
 まあ要はなんでもできるバイタリティーに溢れた兄ちゃんとでも言おうか。
 元々、三宅島にいる友人の友人ということで2、3年ほど前に知り合ったんだけど。
 実はまだ4、5回ほどしか会って話をしたことがないんだよね(^^;)。
 でもなんだ。
 アレですよ。
 類は友を呼ぶと言うか、波長が合うと言うか。
 なんか「昔からの知り合い」的な感覚で、会うたび一緒に酒を呑んで酔っぱらってた。
 まあそういうことで、久しぶりにダイちゃんに会えるというのはかなりうれしいことなのでございますよ。
 一応ダイちゃんには、船に乗る直前に「これから屋久島に渡るよ」って連絡してあったんだけど、急に俺から連絡来たんで、かなりビックリこいてたみたい(当たり前だ)。
 とにかく、電話口に出たダイちゃんが言うには、仕事を終えたんで宮之浦で待ってるってことだった。
 急いでクルマを発進。
 いやあ、今日は長い一日だわ。

 待ち合わせ場所である「ヤクデン」というスーパー(ホームセンター?)に到着。
 と、目の前にどっかで見たことのある顔が。
 ダイちゃん登場!
 全然変わってない。
 で、久しぶりの再会を喜びあったりなんかして。
 一緒に食事でもどう?ってことになったんだけど、俺は先に風呂に入りたかった。
 そのことを正直に伝えると、ダイちゃんは「クルマで付いて来て」とちょっと笑った。
 連れてこられたのは立派な構えの旅館。
 ・・・の裏口だった。
 当たり前のように入ってダイちゃん。
 そそくさと、そのあとに続く俺。
 ちょっと緊張。
 躊躇無く彼がどんどこ歩いていくので、だんだんと心配になってくるんだよね。
 でも後でわかった。
 彼はここの従業員だった!!!
 なんのこっちゃ。
 誰もいない大浴場。
 二人の貸し切り状態で、きれいなお風呂を満喫させていただきましたよ。
 ありがたやありがたや。
 その後、近くの店で食事。
 酒を家で呑まないかと言うことになって誘われたんだが、ちょっとどうしようか迷ってしまった。
 酒飲む前にまずは今夜の寝床を確保しておきたいっていうのがあったもんだから。
 で、そのことをダイちゃんに伝えると、心配すな、と一言。
 汚いけど俺の家に泊まって行けと。
 明日、明後日、明々後日と休み貰って来たので、屋久島案内してやるよと。
 マ、マジですか!!!
 ホントに休みまで取って?!
 なんで急に思い立ったようにやって来た男にそんな手厚いもてなしをしてくれるんだよ〜と感激!!!
 ダイちゃんは至って当たり前のような顔でしたが・・・。
 とにかくダイちゃんの住む一湊という集落へ向かうことに。
 いやいやホントにありがたやありがたやでございます・・・。
 いつも自分で迷う部分ではありますが、しばらくご無沙汰している人に会うときっていうのは、俺は大概急を装って会うようにしてしまうんだよね。
 なんか予め予告して会いに行くのって、事前に相手に色々気を遣わしてしまうんじゃないかと。
 今回の親戚周りしかり、鳥取の友達しかり、宮崎のシンジさんしかり、目の前のダイちゃんしかり。
 でも実際のところは、直前の連絡の方が会う人に迷惑かけるのかもしれないなあ。
 どう考えても、普通3日の休みなんかそうそう簡単に取れるわけが無いよ。
 ちょっとというか、かなり反省。
 ・・・なんて考えてるうちにダイちゃんの家に到着した。
 月3万の借家らしいが3DK。
 広い!
 さすがは屋久島(^^;)!
 変なところに感心しながら酒宴のセッティングを進めて行く。
 カンパ〜イ!
 ビールうめ!
 焼酎うめ!
 肴うめ!
 ガハハハと笑いながら、もう疲れた体も頭も何もかもがメルトダウンした状態のまま「屋久島サイコー!」と至福のときを迎えたのでございます・・・。
 

本日の支出

ミネラルウォーター313円
弁当類778円
マップ200円
屋久杉ランド協力金300円
食事代2,000円

投稿者 jizo : 2006年04月11日 23:06 | トラックバック (0)
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