2006年11月14日

SFの古典を上手く現代風(?)にアレンジしてた「時をかける少女」

時をかける少女
 これ前々から観に行きたかったんだよね。
 で、何だかんだと行けずじまいで気づいたら、もう終映間近の滑り込み状態!
 なんとか間に合ったけど・・・ふぅ。
 とりあえず佳作だね。
 この映画。
 多分「時かけ」を初めて観る高校生なんかは「感動!かんどー!チョーカンドー!」なんだと思うけど、悲しいかな「かつての原田知世ファン、今はただの37のオッサン」にしてみると「ああ、懐かしい。こういう青春時代もあったんだね」って感想で終わってしまう部分がある(^^;)。
 まあでもそういうのを差し引いても、純粋に映画の出来はよかったと思う。
 この映画見て最初に思ったのは「何だ、今の高校生も俺らの頃とそんな変わって無いじゃん」てこと。
 映画で描かれてる高校生は、自分の心の思ってもない動きに迷い、驚き、反発するごく普通の女の子。
 TLというSF小道具を使いながら、その辺りの高校生の心情を上手く描いてる。
 テーマとしては使い古されてるんだけど、これは青春モノの定番ですからね!!!
 そのあたりが変わってないことにオッサンとしては安心するわけですよ!
 実際、上映が終わってからエレベーターに乗り込んだとき、まわりが結構なオッサン&オバサンしかいなかったことに気づいてビックリした(銀座でのレイトショーってのもあるんだけど)。
 彼らも今どきの高校生の実態と、自分の青春時代の象徴の健在ぶりに安心しているんだろうか?
 正直に言うと、この映画、観るのが恐かったんだよね。
 「筒井康隆」、「時をかける少女」、「アニメ」、「貞本義行」ってもう僕の青春のキーワードそのままって感じだったから。
 それぞれに強い思い入れがあるから、下手な映画を作られて今さらそのイメージを覆させられたくないわけですよ。
 ・・・こういうのって「年寄り」の傾向でもあるんだけど(^^;)。
 でもそういう視点で考えると、細田監督はかなりうまくやってる。
 今回の映画は敢えて本家「時をかける少女」の「続編」という設定にしてあるわけで。
 本家の主人公「芳山和子」をおば役にキーマンとして出しながら、姪の紺野真琴を新たな主人公として原作やそのファンらの縛り無く自由に動かせている。
 昔の作品のファンとしては「続編」て言われると絶対気になるもんね。
 そういう観客の心理をくすぐり、ネームバリューを最大限利用しながら、万が一映画の評価が不評に終わっても、「続編だから仕方ないか」とファンの矛先をかわせるセーフティーネットとしての仕組み・・・その上、ほとんど前作に引っ張られないで自由に作品を構築できる利点なんか考えると、これからは原作付きの映画やリメイク映画って、こういう作り方が主流になりそうな気さえするよ。
 あと、キャラクターデザインの貞本って今更ながらスゴいと思った。
 高校生のときにハマって何十回も観た「王立宇宙軍オネアミスの翼」、サラリーマンのときにハマって録画して観た「新世紀エヴァンゲリオン」、それに今回の「時をかける少女」と、作風を意識的に大幅に変えてデザインできる才能がスゴい。
 しかも作品毎にそれぞれに適した統一感がある。
 う〜む。
 ま、これが今流行りの「萌え絵」とか「萌えキャラ」だったら絶対観に行かなかったわけだが(^^;)。
 で、肝心の映画の中身についてだけど・・・すでに色んな人の色んなブログで書き尽くされているので、敢えて割愛させていただきます(^^;)。
 あ、でも一言だけ。
 トータルとしてよくできてる。
 あと追いかけるシーンの呼吸音がエロいw

投稿者 jizo : 2006年11月14日 15:10 | トラックバック (48)
コメント

はじめまして。そちらからトラックバックを頂いた者ですが、私自身は「トラックバックは相手の記事に言及したことを通知するもの」と考えているため、トラックバックを削除しました。このことは私のトラックバックに対する考えに基づくものであり、そちらの行為を責めるものではないことをご了承ください。なお、トラックバックに対する考え方の違いについては、「トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突」http://www.kotono8.com/2006/01/06trackback.html が参考になるかと思います。

Posted by: nanto_vi : 2006年11月16日 20:10

 はじめまして。
 こちらのサイトの管理人さんですね。
 http://nanto.asablo.jp/blog/2006/09/30/542799
 了解です。
 トラックバックに対する考え方に各人色々あることは存じておりますので、そのようにしていただいて全く構いません。
 nanto_viさんのサイトへのトラックバックについては今後気をつけますが、万が一別の記事で間違ってトラックバックされたとしても気にせずそのまま削除してください。
 当方へのご報告は無用です。
 なお、今回、ご丁寧にご報告いただいたことに対して感謝申し上げます。

Posted by: jizo : 2006年11月16日 20:54

ほぼ同世代、似たような感想を持たれた人がおって安心します。
当時のサントラはセリフ入りだったので、細かいセリフとか、よ〜覚えてたもんな〜。
まぁこのアニメ、「時をかける少女」って題名でなかったら、ぜったい見に行ってないから、見れてよかった。

Posted by: aq99 : 2006年11月18日 18:20

 ええ〜当時のサントラ持ってらっしゃるんですか?!
 僕もCD版の「原田知世ベスト+時をかける少女オリジナル・サウンド・トラック」っていうのを高校生のときに小遣い貯めて買った口です!
 「も〜意地悪ゴロちゃん」とか台詞ほとんどソラで言えるかも(^^;)。
 結構松任谷正隆っていい曲書くんだなあと当時感心したもんです。

Posted by: jizo : 2006年11月18日 18:44

こんにちは。TBありがとうございます。
芳山和子が出てくるとは思ってなかったんで、やられました。
出来れば声は知世ちゃんにやってもらいたかったなぁ。

Posted by: もじゃ : 2006年11月18日 19:30

 我らオッサンの永遠のアイドル知世チャン(^^;)も38ですかw
 確かに劇中の芳山和子と同じ歳だもんね。
 やってもらってもよかったかな。
 でも声が若すぎて「オバさん」って感じじゃないのかも。

Posted by: jizo : 2006年11月18日 22:33
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