<前略> 城尾容疑者の名前が差出人として書かれた郵便物3通が17日、テレビ朝日(東京・港区)のニュース番組「報道ステーション」あてに届いていたことが分かった。
封筒の表面には、太字のペンの手書きで「テレビ朝日 報道ステーション御中」とあて名が記され、裏面は長崎市内の住所と「城尾哲弥」と差出人名が書かれていた。郵便物には、A4判の封筒2通と定型の封筒1通。長崎中央郵便局の消印で、いずれも4月15日付だった。この日の午前に同局に届き、同日夕、開封されたという。
中身は、4枚の紙に書かれた、伊藤市長を告発しているとみられる直筆の文書と、告発内容に関する資料、カセットテープなど。「報ステ」では番組冒頭で城尾容疑者からの直筆の手紙を「犯行声明文」とテロップを付けて紹介した。
しかし、放送を見た視聴者から「犯行声明が届いたなら、未然に事件を防げなかったのか」「なぜ警察に届けなかったのか」などの苦情や質問が同局に殺到。番組後半部で古舘伊知郎キャスター(52)が「一部、ナレーションで『犯行声明』として、誤解を生んでご迷惑をおかけしました」と異例の訂正、謝罪を行った。テロップも「市長糾弾の手紙」と変更して、再度、城尾容疑者の手紙を紹介。古舘キャスターは「郵便物が届いたのは“夜”でありました。さらに市長の銃撃は一切触れられていない。そして物理的に動くことができなかった」と「犯行声明」であることを否定し、釈明した。
同局広報部では「午後9時のニュースを見て容疑者の名前を知った。その名前から本日届いた封書の差出人と同じだと気づき、中を見たところ、市長を告発していると見受けられる内容だった」とコメント。テロップ変更のいきさつについては「手紙を一見したところ『犯行声明』の印象を受けましたが、詳細を読み込んでいくと、犯行につながる文言は一切なかった」とした。郵送された封書、テープの詳細を公表するかについては、中身を総合的に精査、判断して決めたいとしている。<後略>
<前略>容疑者テレ朝に告発文郵送
伊藤一長・長崎市長銃撃事件で逮捕された城尾哲弥容疑者(59)が出したとみられる告発文三通が届いたテレビ朝日(東京)広報部は十七日夜、「市長を告発した内容だったが、今回の犯行につながるような文言はなかった」としている。
同社によると、届いたのはA4判の封筒二通と定形の封筒一通。いずれもあて名は「テレビ朝日報道ステーション御中」で差出人として城尾哲弥と書かれていた。十五日の長崎中央郵便局の消印があった。告発文とともにカセットテープ数本と関連資料も入っていた。
告発文の冒頭には「私、城尾哲弥はここに真実を書いて自分の事は責任を取ります。伊藤市長を許せない」などとあり、後段は同市の公共工事などについて糾弾する内容だった。
三通はいずれも十七日午前、「報道ステーション」スタッフ室に届き、夕方スタッフが開封したが、告発文と考えて保管。午後九時に伊藤市長銃撃の容疑者逮捕のニュースで容疑者の名前を知り、差出人と一致していたことから、あらためて内容を確認。同番組で封筒を示しながら報道した。<後略>