石破防衛相、辞任不可避…不適切な対応が次から次へと表面化
イージス艦「あたご」衝突事故で、石破茂防衛相(51)の引責辞任は避けられないとの見方が28日、与党内で強まった。時機は「原因究明などの区切りがついた時点」との見方が有力だが、防衛省の不適切な対応が次から次へと表面化しており、辞任が早まる可能性も出てきた。
この日も、海上幕僚監部が石破氏の了承を得ずにあたごの航海長を防衛省に呼び聴取していたことなどが発覚。石破氏は参院外交防衛委員会で、情報操作や隠ぺいがあれば引責辞任する意向を重ねて表明した。
自民党内では「誰かのクビを差し出せばいいという話ではない」(中川秀直元幹事長)など擁護論もある一方、防衛庁長官経験者は「もう辞任は避けられない。本人もそのつもりだろう」。別の閣僚経験者は「安倍晋三前首相は閣僚のクビを切れなかったことが大きかった」と、石破氏続投が福田政権に悪影響を及ぼすとの懸念も出始めた。
一方、野党4党は28日、石破氏の辞任を求める方針で一致。与党の一部では、参院で野党が問責決議案を提出した時点で辞任するのではないかとの見方が出ている。
福田康夫首相(71)は同夜、官邸で記者団に「防衛省改革の使命をしっかりやるのが石破氏の責任」と辞任の必要性を重ねて否定した。<後略>