2008年07月24日

「恋するマドリ」は終盤一気に加速する。

恋するマドリ

 その加速の仕方が気持ちいい。
 空港のフェンス越しに新垣が自分の胸中を叫ぶところは、それまで押さえていた、主人公と観客の鬱憤が解放される場所。
 お決まりのオチは何となくわかっていても、自然に感情をソコに持って行ってくれる。
 出演者も皆、ソツがない。
 というか配役に無理が無い。
 オーソドックスだけれども「恋するマドリ用」によく計算されている。
 世良公則、ピエール瀧、内海桂子も上手に映画の中の香辛料に変えていた。
 「オトシモノ」の板尾創路の使い方とは大違いだ。
 あれはひどかった。
 人物描写も丁寧。
 というか丁寧すぎて映画中盤まではとっても眠かったw
 実際に途中5分くらいは寝ていて意識なかったと思う(^^;)。
 飛行機に乗る凛子を追いかける辺りから観客の目が覚めるんだが、それまでは基本、新垣結衣のプロモーションビデオをずっと見せられてる感じ。
 それにしても菊地凛子、感じよすぎだよなあ(^^;)。
 ずるい。
 映画全体としてはちょっとこじんまりしてるけど、サクラ並木前のロケ地を含めて、美術・小道具にも手が込んでいる(照明はイマイチ)。
 決して嫌みではないんだが、一言で言うとこの映画、「新垣結衣の色んな表情が見れますぜ、ダンナ!」的ビデオパッケージってところかもしれない。
 ボクは好きですよ。
 

投稿者 jizo : 2008年07月24日 10:42 | トラックバック (0)
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