2008年08月08日

「敵こそ、我が友 〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜」は映画としてつまらん。

映画『敵こそ、我が友 ??戦犯クラウス・バルビーの3つの人生??』公式サイト

 必要以上に長い題名の映画は概してつまらんものが多いんだが・・・これも例外ではなかった。
 結局何が言いたいのかわからん。
 俺がアホすぎるのも原因のひとつだが、バルビーの珍奇な(俺には全くそうは思えなかったが)人生を辿りたいのか、国家権力と戦争の理不尽さの間に引き込まれた人間の悲哀を(俺には全くそうは見えなかったが)描きたいのか、それともその他の全然別のことを伝えたいのか・・・よくわからんまま終わった本当につまらない映画だった。
 基本、ドキュメンタリーは好きな分野なんだけど、この映画は正直、金払って見るレベルじゃないと思う。
 この程度であれば、天下のNHK様が特集で作ってくれそうな気がする(見ないと思うけど)。
 つーか多分取り上げる題材に魅力を感じないんだろうな。
 ナチハンターの多い欧州なら観客の反応が違うのかもしれない。
 ただ、このバルビーって人、映画で示されている情報だけで判断すると、単に頭の線の繋がりにちょっとエラーの出ている倒錯したサド性癖の殺人者なんだよね。
 日常生活は送れるんだけど、
 なのでこの3つの人生については「さもありなん」って感じで全く驚きがない。
 聖職者になったとかであれば驚きがあるんだけど、3つとも全部やってることは同じ。
 単に場所と背景が変わっただけ。
 薄っぺらい描き方しかされていない主人公を、延々と2時間観客に無理強いして見せるのはある意味犯罪だと思うよ。
 ただ、救いがラストにちょこっとだけある。
 「当時、あなたたち社会が求めたことじゃないか。だから私がそれを行った。なのに今、わたしひとりが裁かれる(意訳)」的なことをバルビーが言っていて、それがココロに残ってはいる。

投稿者 jizo : 2008年08月08日 14:34 | トラックバック (0)
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