映画『敵こそ、我が友 ??戦犯クラウス・バルビーの3つの人生??』公式サイト
必要以上に長い題名の映画は概してつまらんものが多いんだが・・・これも例外ではなかった。
結局何が言いたいのかわからん。
俺がアホすぎるのも原因のひとつだが、バルビーの珍奇な(俺には全くそうは思えなかったが)人生を辿りたいのか、国家権力と戦争の理不尽さの間に引き込まれた人間の悲哀を(俺には全くそうは見えなかったが)描きたいのか、それともその他の全然別のことを伝えたいのか・・・よくわからんまま終わった本当につまらない映画だった。
基本、ドキュメンタリーは好きな分野なんだけど、この映画は正直、金払って見るレベルじゃないと思う。
この程度であれば、天下のNHK様が特集で作ってくれそうな気がする(見ないと思うけど)。
つーか多分取り上げる題材に魅力を感じないんだろうな。
ナチハンターの多い欧州なら観客の反応が違うのかもしれない。
ただ、このバルビーって人、映画で示されている情報だけで判断すると、単に頭の線の繋がりにちょっとエラーの出ている倒錯したサド性癖の殺人者なんだよね。
日常生活は送れるんだけど、
なのでこの3つの人生については「さもありなん」って感じで全く驚きがない。
聖職者になったとかであれば驚きがあるんだけど、3つとも全部やってることは同じ。
単に場所と背景が変わっただけ。
薄っぺらい描き方しかされていない主人公を、延々と2時間観客に無理強いして見せるのはある意味犯罪だと思うよ。
ただ、救いがラストにちょこっとだけある。
「当時、あなたたち社会が求めたことじゃないか。だから私がそれを行った。なのに今、わたしひとりが裁かれる(意訳)」的なことをバルビーが言っていて、それがココロに残ってはいる。