再生戦略 描けぬ自民 ――2010参院選 混迷(中)
相次ぐ離党 支援団体もそっぽ
自民党陣営のいらだちが収まらない。
「民主政権が強く批判されているのに、自民にやってもらおうという声が全然ない。もう一度、自民を立ち上がらせて下さい」。名古屋市天白区で22日に開かれた同党天白区支部総会で、あいさつに立った加藤南・愛知県議の気迫に、会場はシンと静まりかえった。
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題や、政治とカネを巡り、民主党の支持率は低下。一方、自民党も読売新聞が今月実施した全国世論調査で過去最低の14%になるなど低迷を続け、「V字回復」には程遠い。加藤県議の言葉には、そんなもどかしさがにじんでいた。
7新人が名乗りを上げ、激戦が予想される愛知選挙区(改選数3)。同党新人・藤川政人氏(49)は「民主に任せていてはこの国の将来が危ない。自民もダメな面はあったが、ここまでひどくなかった」とまくしたてた。
ただ、舛添要一・前厚生労働相や与謝野馨・元財務相らの離党が相次ぎ、陣営幹部は「党内はゴタゴタが続く。惨敗した昨夏の衆院選ショックもまだ尾を引いている」と困惑気味だ。<後略>